大分、秋めいてきましたね。
涼しくなり、金木犀の香りに癒されます。
今回は変型性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)です。
原疾患(他の股関節疾患)などがあり、それによりひき起こされた股関節症のことを二次性変形性股関節症といい、原疾患がわからない股関節症のことを一次性変形性股関節症といいます。
日本においては二次性股関節症が多く原疾患として
1.先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全 (変形性股関節症の約90%以上を占める)
2.ペルテス病
3.大腿骨頭壊死
4.骨端線離開
5.外傷(大腿骨頚部内側骨折、股関節脱臼)などがあります。
症状初期は動作の始めに強い痛みを覚え、動作中は軽快するのが普通で、症状の進行とともに痛みは持続的となり歩行も休みながらでないと不可能になります。そして次第に夜間痛も覚えるようになり、睡眠も障害されます。
治療は患肢(病気をもっている側)への負担を減らすために体重を減らすことや杖を使用します。
また、治療としては温熱療法、薬物療法、装具等が行われるが、手術が必要となる場合もあります。
変形性股関節症は病期によって、前股関節症、初期股関節症、進行期股関節症、末期股関節症の4段階に分類されます。
年齢や病期によって、さまざまでありますが進行期~末期股関節症では高齢になると人工股関節置換術になるケースがあります。
当院では筋膜調整療法をオススメします。股関節を軽く動かし、筋膜(筋肉を覆っている膜)を弛めて関節の動きをスムースにさせます。即効性があるのですぐに実感できると思います。
痛みが強く出ている場合は鍼灸治療もオススメです。