こんにちは。ほがらか鍼灸整骨院の竹井です。
今回のテーマは「脊椎圧迫骨折」についてです。
●脊椎圧迫骨折とは?
せぼね(脊椎)が、押しつぶされるように変形してしまう骨折です。 骨粗しょう症性椎体骨折とも言われます。脊椎圧迫骨折の主な原因は「骨粗しょう症」です。
脊椎圧迫骨折は、寝返りをうつ時や、起き上がる時、体動時等に痛みが出ることが特徴です。安静にしていると痛みが少ないので、“年のせいだから”とあきらめられていたり、見過ごされていることが少なくもないです。せぼね(脊椎)は、24個の小さな骨で構成されており、体をバランスよく支えています。
しかし、骨粗しょう症になると、骨がもろくなるため、体の重みを支えきれずに椎体がつぶれる(骨折する)ことがあります
骨粗しょう症になると、尻もち、くしゃみや咳、重いものを持ち上げたりといった、ちょっとしたきっかけで、椎体がつぶれることから「いつのまにか骨折」とも言われます
●脊椎圧迫骨折の症状
骨折した方のなかには、痛みを感じない方もいますが、およそ、3人に1人は骨折時に背中や腰に激しい痛みを感じるといわれています。痛みは、安静にしていると治まることもありますが、それだけではつぶれた椎体は元の形には戻りません。
脊椎圧迫骨折をほっとくと、せぼね全体のバランスが崩れていき、他の椎体にかかる負担が大きくなるため、他の椎体も骨折することもあります。胸腰椎移行部(第11、12胸椎~第1,2腰椎)に多く診られます。
・最近、身長が縮んだ方
・背中が丸まってきた方
・痛めた原因がなくずっと背中、腰が痛い方。
上記症状がある方は、一度、骨密度などの検査をすることをお勧めします。
●治療とリハビリ
治療法は、患部を固定して安静に保つ「保存治療」が基本となります。まず硬めのコルセットを使用して、身体を極力動かさないことです。だいたい3~4週間程度(早い人なら2週間程度)で損傷した骨は形成して痛みも引いていきます。 治ったら普段から予防のために背筋をつけるためのトレーニングや、転倒しないためにバランス感覚を養うトレーニングを行うこともおすすめします。
本院ではスーパーライザーや超音波を使っての治療も行ってますので、お気軽にご相談下さい!