こんにちは。スタッフの竹井です。
今回はペルテス病について書きます。
ペルテス病とはどんな病気なのか?
ペルテス病は成長期の大腿骨頭に血流障害が起き、骨壊死をきたす疾患です。小児期の骨は常に新陳代謝が行われ、古い骨が新しい骨に変わる能力が高いため、骨壊死は2~3年で自然治癒されますが、その間の骨頭の圧潰を防ぎ、骨頭の変形を残さないで治癒させることが重要です。
血流障害の原因は分かってないが、2~12歳(特に4~8歳に多い)みられ、男女比は4:1で男児に多いと言われています。多くは片側性だが、15~20%で両側性も起きることもあります。
症状としては、外傷などの誘因がないのに股関節痛、跛行(足を引きずって歩くこと)、股関節の可動域制限が生じます。大腿(もも)、膝の痛みを訴えることもあります。
お子さんや、周りの子どもで股関節、大腿、膝に痛みを訴える子がいましたら、すぐに病院に行くか、当院にご相談下さい。しっかり検査をして対応します!