2015年~2019年では、熱中症による救急搬送者数の約50%は65歳以上の高齢者でした。発生場所は、住居(が最も多く、2017年~2019年では、約40%でした。
高齢者にみられることが多い熱中症は、数日以上かかって徐々に悪化する傾向があります。スポーツをするなどの筋肉運動時には、高い気温だけでなく、高い湿度だけでも熱中症を発症することがありますが、高齢者の日常生活中には、気温が低ければ湿度が高くても発症する可能性は少ないです。
高齢者の場合は運動をしていなくても熱中症になるリスクはありますので日頃から熱中症対策が必要です。高齢者の熱中症対策は鍼灸治療が有効です。